太陽光(紫外線)により時間の経過と共にユーカリの表面は退色してきます。この退色の原因は太陽光(紫外線)により木材の色素が変化をおこす為です。
色素が外部へ流れ出たりするのではありません。これがオーストラリアでは自然素材の味わいとして好まれています。
時間の流れがつくり出す自然の美であり、人工的にシルバーグレーにするのは大変難しいからです。
日本ではこの退色を嫌う傾向にありますが、ぜひ現物をご覧になってみてください。当社展示場にはたくさんの施工見本を展示中です。
左/経年変化前 右/経年変化後
20年間屋外で実際に使用していたものです。
時間の経過と共に太陽光(紫外線)によって表面は退色しますが、耐久性には問題ありません。
高耐久性の素材と確かな技術がエコウッド景観協同組合の特徴です。
施設は建設費だけでなく維持費が大切だと言われています。
一般的な事務所の運用段階におけるランニングコストは、初期建設費より何倍も多くかかります。
建築物の設計・建設費などの初期投資、施設の運用開始からかかる維持管理費、改修のための投資や解体のための投資、解体処分までの建築物の一生に必要な費用を、ライフサイクル・コスト(LCC)と呼びます。
建築費の高低だけでなく、むしろこのライフサイクル・コスト全体を抑えることが、限られた予算を有効に使うために大切です。
エクステリアやアウトドア施設は、ビルとはランニングコストのかかり方が違います。が、イニシャルコストもメンテナンスコストも低い前者でも、比率は大きく変わらないものと見ていいでしょう。
大切なのは、設置後の費用の方が何倍も多いと見積もられることの重要さです。
公共施設から住宅まで…
今や、ライフサイクル・コスト(LCC)を考慮せずに造られる建築や構築物はないでしょう。
この点、当組合の製品は他を圧倒する強みを持っています。
それは、
・更新を長期間不要とする、ずば抜けた耐久性
・メンテナンスだけでなく、補修も簡単で低コスト
という点です。
一般的な木製外構やエクステリアは5年も経過すると補修が必要となります。
補修を繰り返しても、15年も経過すると全面的な更新が必要になるでしょう。
また一般的な樹脂製デッキは耐久性こそ15年程度をうたいますが、部分補修が難しく、一気に全面的更新が必要となります。
もちろん、解体撤去作業と廃棄物処理を伴うことにもなります。
これらに比べ当組合製品は、通常のメンテナンスだけで20年以上の耐久性を誇ります。年月が経過して補修が必要になっても、ほぼ表面的な補修のみで済みます。
それ以外にも、当組合のユーカリ素材を使用するメリットがあります。
それは、
・長期間経過した部材でも廃棄に至るものは少なく、リユースが可能
・都合によりレイアウトや場所の移動の必要が生じても、対応可能
といった点です。
それゆえ、長年地域の人たちに馴染むことができるので、愛着もひとしおと言える。
リサイクル、リメイク、リユースに強い当組合製品を、ぜひご利用ください。
1995年施工の土留。
表面は経年変化でシルバーグレーになっているが、腐朽どころかささくれさえも見られない。陽が当たらず、乾燥しにくい場所へ施工した土留も同様に腐朽していない。
2001年施工の緑化壁・木塀・フェンス。
土に直接触れていても劣化は見られない。シルバーグレーに変化したユーカリ材と周りの植物の色と良くあっている。
2004年に展示場内の池へ施工したユーカリ製品。
水へ触れており、常に湿った状態だがきれいに保たれている。黒い汚れはデッキブラシで水洗いすると取ることができる。
屋外で5年間使用されているため、木の表面は紫外線による退色(色素変化)も見受けられますが、材質自体の劣化は見られません。
移設する際は、一度バラしてクリーニングを行います。
クリーニングは、たわしまたはデッキブラシで行います。ユーカリ製品は材料の劣化が少ないため、基本的には殆どメンテナンスの手間がかかりません。
クリーニングする前と後の比較です。紫外線による退色(色素変化)も見受けられますが、殆どが大気中の埃・排気ガス等による汚れなので、簡単に綺麗になりました。材質自体の劣化は見られません。
5年経過
時間の経過により紫外線でどんな木材も銀鼠色に変色します。これは自然素材である証拠です。大きな“ささくれ”等はありません。
ブラシで汚れを落しオイルを塗布すると写真のように綺麗になります。